はじめに
2026年7月8日、ウクライナ空軍はロシア空軍のSu-35戦闘機を撃墜したと発表した。ロシア側でも、軍関係者に近いとされる複数の軍事系ブロガーが機体の喪失を事実上認めており、墜落現場とされる映像もSNS上で拡散している。ウクライナ側の発表では撃墜の手段は明示されなかったが、その後ウクライナ軍第3軍団が関連映像を公開し、F-16戦闘機による撃墜であるとの見方が有力となっている。
「Su-35は世界最強クラスの戦闘機ではなかったのか。」
このような疑問を持った人も少なくないだろう。Su-35は、最新のステルス機(第5世代機)に次ぐ「第4.5世代機」と呼ばれる高性能機であり、ロシア空軍の主力中の主力である。
しかし、航空戦の歴史を振り返れば、Su-35が撃墜されたこと自体は決して特別な出来事ではない。
重要なのは、「どちらの戦闘機が優れているか」ではなく、「現代の航空戦では何が勝敗を決めるのか」という点である。
【事実】今回の撃墜について現時点で分かっていること
- ウクライナ空軍は7月8日、東部戦線でロシア軍戦闘機1機を撃墜したと発表した(公式声明は簡素で、機種の詳細や使用兵器は明示されていない)。
- ロシア側の著名な軍事ブロガー(Fighterbomber等)もSu-35Sの喪失を認めた。敵対する双方の発信が一致しており、機体喪失そのものはほぼ確実とみられる。
- パイロットは緊急脱出し、生還したと報じられている。
- 公開情報の分析(OSINT=SNSや衛星画像など誰でも入手できる情報をもとにした分析手法)では、墜落地点は前線から約42kmの地点と推定されている。
一方、以下は未確認情報である点に注意が必要だ。
- ロシア側発の情報として、「F-16三機と地対空ミサイルシステム『パトリオット』が連携し、一機が滑空爆弾(翼とGPS誘導装置を付けて数十km先から投下できる爆弾。ロシア軍はKABと呼ばれるこの兵器でウクライナ前線を攻撃し続けている)の投下を装って囮となり、Su-35を迎撃態勢に誘い込んだ」とする戦術の詳細が流れている。もっともらしい内容ではあるが、ウクライナ側の公式確認はなく、当ラボとしては現時点で推定情報として扱う。
このパトリオット関与説については、三つの留保を付しておきたい。
第一に、ウクライナは現在、弾道ミサイル迎撃用のミサイル弾の深刻な不足に直面している(7月上旬のキーウ攻撃では、ロシアの弾道ミサイルを1発も迎撃できなかったと報じられた)。貴重なパトリオットの弾を戦闘機の待ち伏せに使う運用が本当に行われたのかは、検証の余地がある。もっとも、不足が深刻なのは主に高価な弾道ミサイル迎撃用の弾であり、航空機が相手なら旧世代の弾でも対応できる。さらに、Su-35という高価値目標(機体価格は数千万ドル、加えて育成に長い年月を要する熟練パイロット)をミサイル1発で仕留められるなら、損得勘定としては極めて割が良い。したがって、あり得ない話ではない。
第二に、「パトリオット関与」が事実だとしても、必ずしもミサイルを発射したことを意味しない。パトリオットがレーダーだけを作動させた可能性も考えられるのだ。戦闘機には、敵のレーダーに照射されると警報を発する「レーダー警戒装置」が搭載されている。パトリオットのレーダーでSu-35を照射すれば、警報でパイロットに回避行動を強い、注意を逸らすことができる。あるいは、レーダーが捉えた目標情報をデータリンク(機体や地上部隊の間で目標情報を自動的に共有する軍用通信ネットワーク)でF-16に渡す「センサー役」に徹したのかもしれない。この場合、迎撃弾を1発も消費せずに撃墜に貢献でき、弾薬不足下の運用としても合理的である。ロシア側パイロットから見れば「パトリオットに狙われた」という認識になるため、ロシア側の証言とも矛盾しない。
第三に、ロシア側には「F-16との空中戦で敗れた」よりも「地対空ミサイルの待ち伏せに遭った」と説明する方が体面上都合が良い、という動機がある。この点も情報を評価するうえで割り引く必要がある。純粋にF-16の空対空ミサイルによる撃墜だった可能性も排除できない。いずれにせよ、当ラボとしては現時点で撃墜手段の断定は避けたい。
なお、今回が「F-16によるSu-35撃墜の初事例」ではない。2025年6月にもロシア・クルスク州上空でSu-35Sが撃墜されており、独ビルト紙は当時、スウェーデン製のSaab 340早期警戒管制機(強力なレーダーを積んだ「空飛ぶレーダー基地」)が数百km遠方からSu-35を探知し、その目標情報を受け取ったF-16が中射程空対空ミサイルAIM-120で撃墜したと報じている。

Su-35はSu-27を発展させたロシア最強クラスの戦闘機
Su-35は、ソ連時代に米軍のF-15イーグルに対抗するため開発されたSu-27をベースに誕生した。Su-27とその発展型は、NATOのコードネームから「フランカー」シリーズと総称される。
外観はSu-27とよく似ているが、中身は全く別物と言えるほど進化している。
大型レーダー「イールビスE」(アンテナを機械的に振らず、電子制御でレーダービームの向きを瞬時に変えられるフェーズドアレイ方式)、高性能な電子戦装置(敵のレーダーやミサイルを電波で妨害する装備)、推力偏向ノズル付きのAL-41F1Sエンジン(エンジン噴射の向きそのものを変えることで、通常の舵では不可能な機動を可能にする機構)などを採用し、探知能力・機動性能・攻撃能力はSu-27から飛躍的に向上した。
また、Su-35はエンジンを2基積む重量級の大型戦闘機であり、大量の燃料と兵装を搭載できることから、長距離の制空任務(味方の空域を守り、敵機を排除する任務)や長距離迎撃を得意とする。ロシア国営ロステック社は、Su-35Sがロシア軍の戦闘機の中で最も多くの空対空戦果を挙げた機体だと主張しており、実際に2026年5月には、Su-35がウクライナ側のF-16を撃墜したとロシア側が主張する報道もあった。Su-35が今も強力な脅威であることは間違いない。
余談だが、原型のSu-27は日本とも無縁ではない。冷戦終結期の1990年代、ロシア側からの売り込みを受け、航空自衛隊の飛行教導隊──訓練で「敵役」を演じ、部隊の腕を磨く、いわゆるアグレッサー部隊──に仮想敵機として導入する案が、航空幕僚監部(空自の中枢組織)レベルで検討されたと伝えられている。1997年には空自パイロット3名がロシアに派遣され、実際にSu-27に搭乗した実績もある。整備・補給体系の違いやコスト面の課題から実現には至らなかったが、「日の丸フランカー」が真剣に俎上に載った時代があった。それほどまでに、Su-27は西側からも一目置かれる機体だったのである。

大型戦闘機にはメリットとデメリットがある
ここで両機の「体格差」を整理しておこう。戦闘機には、エンジンを2基積む大型・重量級の機体と、1基で身軽に飛ぶ軽量級の機体という、大きく二つの系統がある。Su-27系は米軍のF-15と同じ大型・重量級戦闘機であり、しかも全長ではF-15よりやや大きい。対するF-16は、高価なF-15を数で補うために開発された軽量戦闘機である。つまり今回の一戦は、体格で言えば「ヘビー級対ライト級」の構図だった。
大型機であることは、強みでもあり弱みでもある。
搭載燃料が多く、航続距離が長い。大型レーダーを搭載でき、多数の空対空ミサイルを携行できる。
一方で、機体が大きく重量も増えるため、運用コストは高くなる。
さらに重要なのは、Su-35はF-22やF-35のような本格的なステルス戦闘機ではないという点である。
レーダー反射断面積(RCS。敵のレーダーにどれだけ「大きく映るか」を示す指標で、小さいほど発見されにくい)を抑える工夫は施されているものの、設計段階からステルスを前提とした機体ではない。このため、現代の高性能レーダーや早期警戒管制機(AWACS)、地上の防空ネットワークに探知される可能性は十分にある。実際、前述の2025年6月の事例では、早期警戒機が遠距離からSu-35を捕捉していたと報じられている。

有名な「プガチョフ・コブラ」は実戦では決定打にならない
Su-27系列と言えば、「プガチョフ・コブラ」が有名である。
飛行中に機首を100度以上まで急激に引き起こす──コブラが鎌首をもたげるような──この機動は、世界中の航空ショーで観客を魅了してきた。通常の戦闘機なら失速して墜落しかねない領域での機動であり、Su-27系列の運動性能の高さを象徴するものだ。Su-35では推力偏向ノズルによって、この種の機動はさらに洗練された。
しかし、この優れた機動性能が実戦で勝敗を決める場面は、実はそれほど多くない。
現在の空対空戦闘の多くは、互いに相手を目視できない数十km以上の距離から長射程ミサイルを撃ち合う「視程外戦闘(BVR)」が主流だからである。今回の撃墜も、報道が正しければ、Su-35のパイロットは撃たれたことに気づく間もなく被弾した可能性が高い。
つまり、現代空戦では「どれだけ曲がれるか」よりも、「どちらが先に相手を見つけ、先に撃てるか」が重要なのである。

Su-27系列は決して無敵ではない
Su-27系列は高い性能を持つ一方、実戦では決して無敵ではない。
実戦におけるフランカー初の被撃墜は、1993年のアブハジア紛争に遡る。ジョージア軍の地対空ミサイルにより、ロシア軍のSu-27初期型が撃墜された。2000年のアンゴラ内戦でも、着陸進入中のアンゴラ空軍Su-27SKが、兵士が肩に担いで発射する携帯式防空ミサイル(MANPADS)により失われている。一方、1999年のエチオピア・エリトリア紛争では、エチオピア空軍のSu-27SKがエリトリア空軍のMiG-29を空対空戦闘で複数機撃墜し、自らは1機も失わないという圧倒的な戦績も残している。機体そのものの戦闘能力の高さは、実戦でも証明されているのだ。
そしてウクライナ戦争では、公開情報ベースの集計で、2025年半ば時点までに少なくとも8機のSu-35喪失が確認されている。原因はパトリオットによる撃墜から、味方の対空部隊による誤射まで多岐にわたる。対地攻撃任務に多用される戦闘爆撃機型のSu-34に至っては、推定で数十機規模の損失が報告されている。
また、中国空軍のJ-11(Su-27のライセンス生産・発展型)も台湾海峡で台湾空軍機との対峙を繰り返しており、双方が互いをレーダーで捕捉する状況は珍しくない。
フランカー系列はロシアと中国のほか、インド(Su-30MKI)をはじめ十数か国で運用される、東側で最も成功した戦闘機ファミリーである。そして日本にとっても他人事ではない。航空自衛隊が対領空侵犯措置(日本の領空に接近する外国機への緊急発進=スクランブル対応)で日常的に対峙するロシア機・中国機の主力は、まさにこのフランカー系列なのである。
つまり、Su-27系列は高性能ではあるものの、「発見されない戦闘機」ではない。

カタログスペックだけでは実戦は語れない
まず、両機の公表スペックを並べてみよう。なお、ウクライナに供与されているのは欧州諸国で運用されていた中古のF-16AM(延命・近代化改修を受けたMLU型)であり、米軍最新のF-16Vではない点に注意されたい。
| 項目 | Su-35S | F-16AM(MLU) |
|---|---|---|
| 全長 | 約21.9m | 約15.0m |
| 最大離陸重量 | 約34.5t | 約19t級 |
| エンジン | AL-41F1S×2基(推力偏向) | F100系×1基 |
| 最高速度 | 約マッハ2.25 | 約マッハ2.0 |
| レーダー | イールビスE/大型目標に対し公称300km超の探知距離 | AN/APG-66(V2)/探知距離はSu-35を大きく下回るとされる |
| 主な中・長射程空対空ミサイル | R-77-1(公称約110km)、R-37M(公称200km超) | AIM-120C系(公称100km超、詳細非公表) |
| ステルス性 | RCS低減措置あり(非ステルス機) | なし(非ステルス機) |
※数値はいずれも公表値・推定値であり、実戦環境での性能を保証するものではない。
一見して分かる通り、機体規模、レーダーの探知距離、ミサイルの射程──どれをとっても、紙の上ではSu-35が明確に優位である。ウクライナ空軍自身も「ロシアの戦闘機はF-16より遠くを見て、より遠くへミサイルを飛ばせる」と公式に認めてきた。**それでも撃墜されたのはSu-35の側だった。**この事実こそが、本記事の主題を何より雄弁に物語っている。
軍用機を比較するとき、多くの人は最高速度やレーダー探知距離、ミサイル射程に注目する。しかし、公表される性能値は、必ずしも実戦で常に発揮できる性能ではない。
米国製兵器の性能諸元は、試験や運用評価に基づいた保守的な数値が公表される傾向がある。一方、ロシア製兵器は試験データを基礎としつつも、輸出市場や広報を意識し、理想条件で得られた最大性能を前面に出す傾向があると、複数の軍事アナリストから指摘されている。
もちろん、どちらの国も機密事項は多く、単純な比較はできない。
重要なのは、公表スペックだけで優劣を判断することは危険だということである。実戦で問われるのは、そのスペックを発揮できる状況を作れるかどうか──すなわち、次に述べる戦場環境とシステム運用の問題なのである。
ウクライナの空は「対称戦」の空である
フランカーの損失を考えるうえで見落とせないのが、ウクライナ戦争という戦場の特殊性である。
湾岸戦争やコソボ紛争など、西側空軍が近年経験した実戦の多くは、開戦初期に電子戦と精密攻撃で敵の防空網を叩き潰し(この作戦を「敵防空網制圧=SEAD」と呼ぶ)、その後は一方的に空を支配する「非対称戦」だった。
これに対しウクライナ戦争は、パトリオット、S-300、S-400といった世界最高水準の長距離地対空ミサイル網が敵味方の双方に健在なまま続く、近年例のない「対称戦」である。ロシア空軍は開戦初期にウクライナの防空網の制圧に失敗した。その結果、防空網が生きたままの前線空域に、戦闘機や爆撃機を送り込み続けることを強いられている。
ステルス性を持たない従来型の戦闘機がこの環境に投入されれば、いかに優れた機動性能があろうとも、撃墜されるリスクが跳ね上がるのは避けられない。Su-34の大量損耗も、Su-35の相次ぐ撃墜も、この構造の帰結と考えるのが妥当だろう。
そしてこれは、ロシア機に限った話ではない。2026年のイラン戦争(米軍作戦名:エピック・フューリー)では、米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F-35Aがイラン上空で対空火器により被弾し、緊急着陸を余儀なくされた(撃墜には至っていない)。さらに4月にはF-15Eが撃墜されたとも報じられている。世界最高水準の防空網制圧能力を持つ米軍・イスラエル軍が、イランの防空網を大きく損耗させた後の空域ですら、これだけの損害が生じるのである。
兵器である以上、実戦に投入されれば損失は起こり得る。防空網が双方に健在なウクライナの空でF-16やSu-35が失われることは、機体の優劣以前に、この戦場の性質そのものが導く結果と言える。

単体の戦闘機ではなく「システム」が撃墜を成立させた
そのうえで、今回の撃墜がロシア側発の情報通りであれば、注目すべきはウクライナ側の戦い方である。
囮役のF-16、援護の2機、地上のパトリオット。単機の性能では劣るF-16が、複数の装備をデータリンクで連携させることでSu-35を仕留めた構図となる。
この方式の強みは、F-16が自機のレーダーを積極的に使わなくてよい点にある。戦闘機がレーダーを作動させれば、その電波を逆探知され、自分の位置を敵に教えてしまう。しかし他のレーダー──早期警戒機や地上のパトリオット──が捉えた目標情報をデータリンクで受け取れば、F-16は電波を出さず「沈黙」したまま忍び寄り、ミサイルを発射できる。撃たれる側からすれば、脅威の兆候をつかみにくい「静かな奇襲」となる。
2025年6月の撃墜事例でも、早期警戒機の探知情報をデータリンクでF-16に渡す、この「探す機体と撃つ機体の分離」が撃墜を成立させたと報じられている。
一方のSu-35は、イールビスEレーダーや電子戦装置など、単体としては強力な装備を持つ。しかしロシア空軍のネットワーク統合は西側水準に及ばないと指摘されており、戦場では「孤立した高性能機」になりがちである。どれだけ遠くを見通せるレーダーがあっても、複数の方向から連携して迫る脅威をすべて捌くことは難しい。
現代空戦では、一機の性能よりも、その一機を支える情報ネットワーク全体が勝敗を左右するのである。

【考察】結論──現代空戦で勝つのは「最強の戦闘機」ではない
今回のSu-35撃墜は、「Su-35が弱い」ことを意味するものではない。ロシア空軍は依然として100機以上のSu-35を保有しており、逆にSu-35がF-16を撃墜したとされる事例も報じられている。一度の撃墜で航空優勢の趨勢が決まるわけではない。
むしろ今回の事例は、現代空戦では機体単体の性能だけでは勝てないことを、改めて示したものと言える。
早期警戒管制機、地上レーダー、電子戦、データリンク、長射程ミサイル、そして高度な指揮統制。これらを一体として運用できる側が、最終的に空の支配権を握る。
この観点で今後注目すべきは、2027年から始まるとされるスウェーデン製戦闘機グリペンのウクライナへの引き渡しである。
グリペンとフランカーの対戦には、実は興味深い前例がある。2015年、タイ空軍のグリペンC/Dと中国空軍のSu-27SK/J-11Aが、タイのコラート基地で行った共同演習「Falcon Strike 2015」だ。後年流出した中国側パイロットの講演資料によれば、互いを目視して撃ち合う格闘戦のフェーズでは、初日16対0を含めJ-11側が一方的に勝利した。ところが視程外戦闘(BVR)のフェーズに移ると、形勢は逆転し、グリペンが41対9で圧倒。タイ側の戦果の約9割は30km以遠で記録され、50km以遠ではJ-11の戦果はゼロだった。「近距離では機動性のフランカーが勝ち、遠距離ではセンサーとミサイルのグリペンが勝つ」──本記事で述べてきた現代空戦の構図を、当事者である中国側自身のデータが裏付けた形である(なお中国側の機体は初期型フランカーであり、Su-35と同列には論じられない点は留保しておく)。
そのグリペンに搭載が見込まれる欧州製のMeteor空対空ミサイルは、射程・命中率の両面で現時点の世界最高水準とされ、これまでロシア側が握ってきた「より遠くから撃てる」優位を崩す可能性がある。「システムとしての空戦」に長射程兵器が加わったとき、ウクライナ上空の力学はさらに変化するだろう。
かつては「どちらの戦闘機が高性能か」が重要だった。
しかし現在は、「どちらのシステムが優れているか」が勝敗を決める時代である。
Su-35撃墜のニュースは、その現実を象徴する出来事だったと言えるだろう。

参考情報(主要ソース)
今回の撃墜(2026年7月8日)関連
- Defence Blog: Ukraine downs a Russian fighter jet, Moscow’s bloggers say pilot survived ── ウクライナ空軍発表とロシア側ブロガーの喪失確認、パイロット生還情報
- Euromaidan Press: Three F-16s and a Patriot battery teamed up to kill Russia’s best fighter ── F-16三機+パトリオット連携説の詳細(ウクライナ側メディア)
- Aerospace Global News: Ukrainian pilots claim victory with downing of Russian Su-35S ── 墜落映像、ロシア側ブロガーの反応、墜落地点分析
- Charter97: F-16 Vs. Su-35 ── ウクライナ軍第3軍団による映像公開
2025年6月クルスク州での撃墜事例
- Defense Mirror: Ukrainian F-16, Guided by Saab AWACS, Shot Down Russian Su-35 over Kursk ── Saab 340早期警戒機の誘導によるAIM-120撃墜(独ビルト紙報道の紹介)
- Militarnyi: Ukrainian Air Force shoots down Su-35 fighter in Kursk region
パトリオット迎撃弾不足
- The War Zone: Out Of Patriot Interceptors, Ukraine Can’t Down Any Ballistic Missiles Striking Kyiv ── 2026年7月上旬時点の迎撃弾枯渇状況
イラン戦争での米軍機の被害
- Air & Space Forces Magazine: USAF F-35 Lands After Taking Fire Over Iran ── F-35A被弾・緊急着陸(2026年3月19日)
- Middle East Eye: US F-15E fighter jet shot down by Iran ── F-15E撃墜報道(2026年4月)
Falcon Strike 2015(グリペン対フランカー)
- The Diplomat: Flankers vs Gripens: What Happened at the Falcon Strike 2015 Exercise? ── 流出した中国側資料の詳細な分析
空自のSu-27導入検討
- 乗りものニュース: 日本も導入考えたロシア戦闘機「スホーイ」 ── 飛行教導隊への導入検討と1997年の空自パイロット搭乗
※本記事は公開情報(OSINT)に基づく当ラボの分析であり、交戦の詳細については未確認情報を含みます。新たな情報が確認され次第、内容を更新する場合があります。
―航空インテリジェンスラボ|2026年7月10日
